品名 | PROFIX Tech Liner TH-C01 ハンドピース(カップ一体型)フラッグシップモデル |
発売元 | PROFIX(株式会社RAYWOOD) |
販売価格 | 4,250円(税込) |
製品ページ | https://raywood.jp/products/r-profix-th-c01 |
【プチレビュー概要】
株式会社RAYWOOD様が展開するエアブラシブランド「PROFIX」から発売中の、
「PROFIX Tech Liner TH-C01 ハンドピース(カップ一体型)フラッグシップモデル」をレビューします。
■PROFIX Tech Liner TH-C01 ハンドピース(カップ一体型)
フラッグシップモデル製品概要
- エアー量を自在に調節可能
- エアーアジャスターのダイヤルを回すことで風量を0~最大まで調節できます。
- 塗料の 噴霧量も自在に調節
- トリガーの引き加減で噴霧する塗料の量を0~最大まで自在にコントロールできます。 ダイヤル式ニードルストッパーも付いているので最大量をお好みに調節することもできます。
- ヘッドアッセンブリシステムを採用し、スムーズな口径の変更にも対応
- 0.2mmと0.5mm口径が付属。
- オールラウンドな0.3mm口径が標準装備、0.2mm・0.5mm付属で用途に合わせて交換可能!
- 0.4mm(別売り)に交換も可能です。
- フラッグシップモデルとして完全新設計されたオール真鍮製ボディ
- カップ内は丁寧な鏡面仕上げ
- 大型から充電式のコンプレッサーまで幅広く対応
なお、PROFIXから定格圧力の最大値が0.07MPaにアップした第二世代の充電式コンプレッサーを採用した「PROFIX Tech Liner TS1-B02 Gen2 ハンドピース(TH-B02)付き充電式コンプレッサーセット」が発売されており、今回レビューした製品のスタンダード版ハンドピースであるTH-B02が付属する。
https://raywood.jp/products/r-profix-ts1-b02
【 テスト塗装】
注意:エアブラシを使用する際に専門の施設にてテスト塗装を行っており、
換気についても十分に留意しております。
なお、今回はテスト塗装ということで最終処理をおりません
また、撮影が一部事後撮影となっている部分がございます。
今回協力してくださったアマチュアモデラーの方からは、
普段の塗装スタイルについて以下ように伺っております。
- コンプレッサーの設定は0.3Mpa前後の高圧吹きで塗装を実施。
- ハンドピースコントロールは操作(速度と距離調整)とメインレバーでの塗料を出す量で制御するスタイルで行っています。(極稀にメインレバーを押す力で空気圧を調整する程度)
- 基本的にコンプレッサーの圧は変えず、エアアジャスターやニードルアジャスターもほぼ使わない。(イラスト制作ソフトのような、筆圧検知を筆圧10%で出力20%、筆圧50%で出力100%という、かなり低い筆圧で出力がでるような設定を好まれてるため、エアブラシ塗装でも同じようなものを求めていたとのこと)
実際に使用していただいたファーストインプレッションですが、
いままで使用してきた、他社の6000~20000円程度のハンドピースの場合、
メインレバーを引く時の出力が30%程度で、
いきなり40%ぐらいの塗料が出るというものが多く、
塗装不良となる場合が多くあったが、
こちらのハンドピースは10%程度の引きでしっかりと10%程度が出てくれるので、
体感どおりに塗装すること可能で、非常に操作しやすく感じたとのこと。
また、他社製品では上位モデルでないと搭載されていないことが多い、
ソフトスライダースイッチ的のような機構も搭載されており、
メインレバーを押した時の感触が非常に良く、
ようやく運命の一本に出会えたというコメントをいただきました。
なお、気になった点について伺ったところ、以下のような意見をいただきました。
- 最初に箱から取り出すのに、かなりしっかりとした造りの箱なので、
少々手間取るかもしれないとのこと。あまり無理をすると危険なのでゆっくり開けるとよいとのこと。
らじつうプチレビュー: PROFIX Tech Liner TH-C01 ハンドピース(カップ一体型)フラッグシップモデル(株式会社RAYWOOD様提供)
以下レビューは購入者の参考として、5点を標準評価とした10点満点での採点をしております。
今回、ご協力いただいたアマチュアモデラー氏の感想を伺った
レビュワーの感性に基づいた評価ですので、目安としてご覧ください。
■扱いやすさ 10点
体感と噴射のバランスが良く、テスターのスタイルと近しい方にはとても合致する製品とのこと。
とはいえ、それほど人を選ばず、どちからといえばこれからエアブラシ塗装を始める方には、
変なクセがないためスムーズにスキルを身に着けることができるため、
最初の1本としてオススメできるとコメントいただいております。
また、色々使ってきたがフィーリングが合うものがないという方にも、
ぜひ1度試していただきたいとのこと。
とにかくレバーフィーリングが良く、とても扱いやすい製品です。
■コストパフォーマンス 10点
実際に2つのモデルを塗装いただいたところ、
価格を考えるとこの性能はコストパフォーマンスが良すぎると言っても過言ではない!
と最初にコメントをいただきました。
上位機種に搭載されている機能でよく使われるものはしっかり搭載されており、
また、1本のハンドピースで複数の口径を簡単に交換できたり、
メンテナンス性をよく考えられた構造は脱帽のヒトコトです。
また、上記のとおりとても扱いやすく、操作技術が上がればそれに応え、
入門者であっても素直な特性のため、
戸惑うことなくエアブラシ塗装を始められる点からも、
この製品のコストパフォーマンスの高さがうかがえます。
■品質感 10点
しっかりとした造りになっており、付属パーツも実際の利用を想定されています。
取り付けに際しても基本戸惑うことはなく、すぐに利用することができます。
また、手に持った感じや、動作させたときの上質感なども
この製品の品質の高さがうかがえるポイントです。
なお、連続使用しても問題は起こらず、
とても安心して使用できる製品であるとのコメントもいただいております。
■総評 10点
総評としては扱いやすい特性を持ち、
ハンドピースに必要とされる機能が網羅されている上に、
独自機能による更なる使い心地の向上まで搭載された良品。
ただし、あくまで使用者のフィーリングに合うことが前提とはなりますが、
価格的にちょっと試してみることが可能であるため、
テスターのアマチュアモデラーさんからは、
ぜひ手に取って本製品の性能を体感してほしいとのことでした。
また、充電式コンプレッサーとの組み合わせでも使用できるということで、
高圧だけでなく低圧でもしっかりと性能を発揮するのもポイント。
さらに、しっかりした造りになっている上に、
メーカーではアフターパーツなどもしっかり用意されており、
場合によっては修理対応も行っていただける安心感も含めて満点といたしました。
■オススメユーザー
- USB充電式モバイルコンプレッサーで使用できる、もう少し高性能なハンドピースが欲しい方
- エアブラシ塗装をこれから始める方
- いままで使っていたハンドピースのフィーリングが合わない方
- 手ごろな価格で高性能なハンドピースを探している方。
- ラジコンやミニ四駆、ミニッツのボティをエアブラシ塗装したい方
今回のレビュワー
里見 晶子 – Shoko Satomi(らじつう編集部)
らじつう編集部の紅一点。
ラジコンはトイラジコンやクローラーなどをゆったり楽しむ。
自称操作は下手でも組み立ては大好きとのこと。
最近3Dプリンターをレビューしてから、モデル作りが趣味になりつつある。