2022年7月16日ごろ発売予定の「タミヤ 1/10RC XV-02 PRO シャーシキット」の店舗向けサンプルキットの組み立てレポートをお届けいたします。今回は最終工程となるパーツバックE&シャーシカバー&防塵対策のパートとなります。
※本キットはオフィシャルオンラインショップ「WarehouseSTORE RD2」における、
デモンストレーション用サンプルキットとなります。
※先行サンプルキットとなるため、製品版と異なる場合がございます。
なお、今回の組み立てですが、らじつうオフィシャルオンラインショップである、
「WarehouseSTORE RD2」にて新入荷となった、
ヨコモ製ヘックス/ナットドライバーセットを使用しております。
入手しやすい価格ながら本格的な造りとなっており、
工具をお持ちでない方にオススメできます。
なお、開封直後は少々ビス穴に入りづらい場合がありますが、
紙やすりなどで少し削って調整しますとかなり使いやすくなります。
価格を考えるとかなり良質な製品です。後日らじつうレビューで詳細をお届け予定です。
ヨコモ ヨコモレーシングツール ヘックス/ナット ドライバーセット(1.5/2.0/5.5/7.0mm)
https://warehousestore-rd2.stores.jp/items/62bd0b674ff8c219b03bb530
このパートをレポートするにあたり
本パートはメカ積みからタイヤの接着、
シャーシカバーの組み立てや防塵対策と最終工程になります。
メカに関してやタイヤの接着は特に多くの情報があり、
あまりR/Cキットを組み立てたことのない方は
どうやって組み立てを始めてよいか迷われることと想定いたします。
ですので今回のレポートについては特別な道具などはできるだけ使用せず、
説明書の提示どおりに組み立てを行ってまいりますので、
ご覧になる際にはこれを前提としてご覧ください。
また、シャーシカバーや防塵対策もできるだけ説明書に沿った形で
レポートしておりますが、そういう筆者が制作ミスをしてしまいました。
戸惑いやすい点ですのでレポート内でふれていきますが、
完成品は一部修正をしたものであることをご了承ください。
なお、タイヤを接着するのに便利なツールがタミヤ様から発売されております。
あれば作業がスムーズになることは間違いありませんので、
ご興味のあるかたはぜひとも一度ご確認ください。
パーツバックEの内容です。
パーツバックEのパートはメカの動作確認とサーボセイバーの組み立てからとなります。
お手元のサーボメーカーによって、使用するパーツやビスが異なります。
組み立てに入る前に必ず確認をしましょう。
サーボセイバーを組み立ていくのですが、
かなり硬いため、怪我に注意して作業を進めてください。
ラジオペンチなどをうまく使うとよいでしょう。
なお、サーボセイバーについても様々なノウハウがYoutubeなどで流通しておりますが、
今回は説明書どおり中心をそろえるように順番に取り付けを行っております。
なお、このレポートの最初で「ロープロファイルサーボが必要」とお伝えしましたが、
このパートの途中で標準サーボも取り付けできることが記載されています。
ですが、標準サーボを使った場合、構造上防塵能力が落ちることもあり、あえて当初に
そう記載されていると推測いたしますので、今回はロープロファイルサーボを使用します。
サーボの向きを説明書に合わせて組み立てサーボセイバーを取り付けます。
もちろんですが、通電状態でプロポでトリムなどは0値にした状態で取り付けを行っております。
一部、ネジロック剤の使用が指示されておりますので、説明書をよく確認ください。
サーボが完成したのでシャーシに取り付けていきます。
サーボの側面にスポンジテープをサーボに合わせたサイズにカットして貼り付けます。
説明書の配線方法をよく確認しながら、サーボマウントの間にサーボを挿入し、
ビスとワッシャーで固定します。
標準サーボを使用する場合の取り付け方法です。ご参考までに。かなり高さがでます。
次にステアリングロッドの組み立てに進みますが、パーツバッグAのパートでもご紹介した、
ターンバックル制作を劇的に簡単にしてくれるツールがここでも活躍できます。
電動ドライバー対応ターンバックルレンチです。
とにかく初めての方には難易度が高いこの作業をかなり簡単にしてくれます。
らじつうオフィシャルオンラインショップ「WarehouseSTORE RD2」で販売しておりますので、
後工程ででてくるサスペンション部分のターンバックルにも利用できますので、
ぜひ入手をご検討ください!
すだぴょんRC – 電ドラ対応アジャスターレンチ:タイプT シルバー
(4.8~5ミリボール・ロッドエンド用)
https://warehousestore-rd2.stores.jp/items/62600cacc9883d13cab23f06
ステアリングロッドが完成しました。
完成したロッドを取り付けてこのセクションは完了です。
続いて、受信機やESC(スピードコントローラー)をシャーシに貼り付けます。
なお、この貼り付け位置ですが、できるだけセンターシャフトに寄せることをオススメします。
この後の写真で少し外よりに最初貼り付けたのですが、後の工程で電源スイッチを取り付ける際に
位置が干渉してしまうという状況がおきました。
タミヤ製ESCを使用し、説明書通りに搭載する場合限定ですがご注意ください。
タミヤ TBLE-04SRを使用いたします。受信機はNoble NB4の小型受信機です。
説明書をみながら位置を決めて両面テープで固定します。
このようにESCを外寄せしてしまうと後の工程で電源スイッチと干渉してしまうのでご注意ください。
続いてモーターコードを接続し、センサーケーブルのガイド付きのシャーシパーツを取り付けます。
なお、ここでも筆者のミスが判明するのですが、モーター取り付け時にセンサーケーブルを取り付けておかないと、ここで一度モーターを取り外す必要がでてきます。
XV-02PROはとても整備性が高い構造なので、取り外し自体はとても簡単なのですが、
実際に組み立てたをされる方はご注意ください。
ちなみに、慣れた方ですと、このコネクターを利用せずはんだ付けをされているような情報もありますが、今回は説明書通りで進めておりますのでコネクターを差し込んで進めます。
パーツを組み立てて、センサーケーブルを挟み込むようにして、指定場所にビスで固定します。
ここでも締め込み過ぎに注意しましょう。きちんと固定されれば問題ありません。
次に配線コードを処理します。説明書が若干見づらいですが、この通りにする場合は、
一つずつ処理していきましょう。
ナイロンバンドで固定して、このセクションは完了です。
次に右リア側のシャーシパーツと、左側のバッテリーカバーを取り付けます。
なお、左側は基本MB2のみの固定でOKです。
MC1を使用する場合はとにかくバッテリーの脱落を防ぎたいという場合のみです。
右リア側のシャーシパーツを組み立て電源スイッチを両面テープで固定してから、
指定場所に固定します。この際にESCの位置が外よりですと干渉します。
さらに左側のバッテリーカバーも取り付ければ、このセクションも完了です。
続いて、タイヤの接着に進みます。インナーは合成ゴム系接着剤での接着が指定されています。
インナーを接着します。
タイヤにインナーを挿入します。なるべくはみ出ていないようにしっかり詰め込みます。
ホイールにタイヤを装着します。説明書で案内されているとおり溝にしっかりとはめてください。
そして、ゴムタイヤ用瞬間接着剤などをつかって接着します。
写真はホイールを接着するための器具に入れておりますが、
タイヤの端を押しながら、ホイールとタイヤの隙間をつくりそこに瞬間接着剤を流し込んでいきます。
使用する接着剤の量はごく少量で大丈夫です。
毛細管現象が発生して自然と溝に接着剤が入っていきます。
これを4本、裏表接着します。急がずよく乾かしてから作業すると失敗がないでしょう。
タイヤ4本が完成しました。
続いて、ホイールの取り付けとスタビライザー用のパーツの取り付けです。
ここで使用するパーツなのですが、A2のプラスペーサーがとても忘れやすいパーツです。
説明書をよくみて忘れないように差し込みましょう。
A2→ベアリングと取り付けをしたら、シャフトを差し込んで樹脂の六角ハブを取り付けます。
そこにホイールを取り付けて、フランジロックナットで固定します。
フランジロックナットはナイロン部でしっかり固定されるので、
目視で確認しながらナイロン部で固定されるまで締め込みましょう。
スタビライザー用のパーツも前後取り付けます。
上記作業でこのセクションは完了なのですが、車幅を調整したいばあいはA11パーツを使用するよう
説明書に案内されています。
ボディマウントとフロントバンパーを取り付けます。
締め込み過ぎ以外に特に注意はありませんので、説明書をよく見て作業しましょう。
ボディポストを取り付けました。これでシャーシは完成です。
続いて、XV-02PROの特長であるシャーシカバーを組み立てていきます。
なお、ポリカーボネート一体成型になっており切り出しが必要です。
写真で掲載しましたポリカーボネート用曲線ハサミがあると便利でしょう。
ない場合は説明書にあるとおり、ハサミとカッターで切り出していきましょう。
なお、刃物を使いますのでくれぐれも怪我には注意ください。
更に、穴あけの工程もあります。ピンバイスかボディリーマーが案内されています。
ここではボディリーマーを使用しております。
切り出しました。なお、ステアリングロッドロッドを出す部分でカットミスをしてしまい、
ボディ補修テープで修正しております。これから作成されるかたはご注意ください。
保護フィルムをすべてはがして、穴をあけワッシャーとビス、ナットで固定していきます。
穴はあまりガバガバですと固定できなくなりますので注意が必要です。
パーツにはABCDと刻印がありますので、取り付け時には確認しながら進めましょう。
また、締め込みすぎるとポリカーボネートですが割れることもあります。
目視で確認しつつ少しずつ締め込んでいきましょう。
完成したシャーシカバー固定するマジックテープを貼り付けます。
マジックテープの向きに注意しましょう。
シャーシカバーをかぶせてテープを貼りつければシャーシカバーが完成です。
説明書ではボディとバッテリーの取り付けが案内されています。
メインの説明書はこれですべての工程が完了となります。
防塵対策について
ここまでのレポートではメインの説明書とは別紙で説明されている
防塵対策は行わない形で進めてまいりました。
より防塵対策を施す場合には以下の作業が必要となります。
なお、後からでも防塵対策を行うことは可能です。
XV-02PROはとてもメンテナンス性が高い構造となっているため、
この後のレポートも一度完成させたあとに作業を行っております。
筆者のミスでスポンジのカット方向を間違えてしまったため、添付ではない両面テープで固定しておりますが、シャーシカバー前後がスポンジで防塵されます。
なお、途中で説明されておりますが、標準サーボを使用すると開口部が大きくなるため、
防塵性能が低下しますのでご注意ください。
なお、あくまでスポンジによる防塵ですので劣化した場合は交換が必要になることを付け加えておきます。
筆者のようにうっかりカットを間違えなければさほど難しい作業ではありません。
今回は最後の工程となるパーツバッグEパート&シャーシカバー、
さらに防塵対策のパートをご紹介いたしました。
最後の防塵対策については走らせるフィールドによっては必須ではないかもしれませんので、
別途の説明としております。メインの組み立ての中で防塵対策をしたい方は、
別添の説明書には作業対応番号がふられておりますのでメインの説明書と照らし合わせて
作業ください。本文中でも触れましたが後からでも防塵対策は可能です。
ここまでパーツバッグごとにレポートをおおくりしてきましたがいかがででしょうか?
少しでも発売までにこの車の良さが伝わればと考えております。
別途レビューの形で記事はお届けする予定ですが、組み立ててみての所感としては、
説明書が非常に細かなところに配慮されており親切であること、
構造自体が組み立てやすく、メンテナンスしやすいことを考慮されていること、
さらに各パーツの精度が素晴らしく、完成したときの所有感の高さは感動すらおぼえます。
また、今回オフィシャルオンラインショップで取り扱う
手軽に入手できる工具も便利グッズもいくつかご紹介させていただきました。
ちょっとしたもので組み立てやメンテナンスが楽になるものは、
今後を見据えてぜひ購入を検討されてはいかがでしょうか?
最後までXV-02PRO組み立てレポートをご覧いただきありがとうございました。
オフィシャルオンラインショップ「WarehouseSTORE RD2」でも発売日にご用意できる予定です。
気になった方はぜひご購入ご検討ください。
Warehouse Store RD2
https://warehousestore-rd2.stores.jp/
(レポート:らじつう編集部 C.E 片桐紳史)