【らじつうレポート】第60回全日本模型ホビーショー(2022) 近藤科学(KO PROPO)

【らじつうレポート】第60回全日本模型ホビーショー(2022) 近藤科学(KO PROPO)

プロポやサーボなどR/Cメカを提供する、近藤科学(KO PROPO)ブースにてお話を伺いました。

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ジョイスティック型プロポ「MC-8」関連が展示されていました。
ホイラープロポとは一線を画す、
まるでゲームコントローラーのような操作性が特徴のMC-8ですが、
ツーリングカーなどのR/Cカーだけでなく工作キットやギミック満載のR/Cモデルまで、
多チャンネル仕様を活かした拡張性も注目ポイントです。

ホイラータイプがどうしても馴染めない方や、
ゲームには馴染みのある入門者の方などにはオススメとなるプロポですが、
担当の方からは、かなり広い場所になると少し電波が届きづらい時がある
という注意点も伺いました。

子供からゲームユーザーまで幅広い層にR/Cを楽しんでもらいやすいプロポです。

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KO PROPOのハイエンドプロポ「EX-NEXT」が展示されていました。
新商品としてはステアリングスポンジのハードが発売されており、
ステアリングホイールのタッチフィーリングを変えたい方にはオススメです。

なお、現状KO PROPOではジョイスティックタイプのMC-8と、
このEX-NEXTのみがプロポ製品のラインナップとなっているのですが、
ミドルクラスのプロポは検討されていないのか?と担当の方に伺ってみました。

もちろん以前は発売していたこともあり、全く考えていないわけではないが、
EX-NEXTが入門者から、ハイレベル競技ユーザーまで、
様々レベルのユーザーが扱いやすく、そして満足できるような製品
として仕上げた経緯もあり、現時点ではホイラータイプとしては、
EX-NEXTのみがラインアップされているとのこと。

なお、LTD(レイダウントリガー)はブレーキ操作が難しいと感じる、
入門・中級ユーザーへの提案という意味で開発されたものでもあり、
EX-NEXTのラインナップの中でも選択肢を用意されている。

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そのレイダウントリガーについて、今回のホビーショーで参考出品されたのが、
マルチアジャストスティックというレイダウントリガーのトリガー部分を、
スティックタイプに変更するオプションパーツである。
担当の方からは、あくまで参考出品であり、レイダウントリガーユーザーの中には、
参考出品とは違う形でトリガーを自作されている例もあるとのことで、
要望が多ければ、KO PROPO直販での受注生産というような形で、
市販が実現する可能性はあるとのこと。

現時点では発売についても、価格についても全くの未定とのことでした。
実際に触らせていただきましたが、通常のレイダウントリガーよりも、
指が自由に動かせると感じる反面、ブレーキの動作のときに指が離れてしまう
と感じるユーザーがいるのではないか?というところも感じられました。

他社にはない、レイダウントリガーという分野への取り組みも、
作っただけで終わることなく進められていることが感じられる参考出品です。

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最後にサーボについてお話を伺いました。
スタンダードモデルからロープロファイル、
ハイエンドから入門用まで幅広いラインアップされているのですが、
ハイエンドモデルではシリアル接続によるよりハイレスポンスな動作を得るための、
接続例などが多く展示されておりました。

なお、以前らじつうのサーボ特集でもKO PROPO様にはご協力いただいたのですが、
サーボは扱う方の技量や経験を想定して開発をされているとのことで、
ご自身のレベルアップに合わせてサーボを選択してもらうというのが、
一つの提案ということでした。

なお、ハイエンドサーボについてはKO PROPO製プロポを使用していれば、
プロポ側から様々なパラメーターを1つずつ変更することが可能であるが、
あまりに組み合わせが多岐にわたりすぎるため、
KO PROPOでは5つのパターンモデルをプリセットしており、
ご自身のスキルやサーキットの状況、マシンの状況に合わせて、
大まかにモデルを切り替えて、
最適なものを素早く探せるようにと配慮とのこと。
なお、KO PROPO製ハイエンドサーボは他社プロポでも使用することができ、
その際はモデルセレクターを使用することで、
モデル切り替えを行うことできるとのこと。

逆に入門用やミドルクラスのサーボではこのような機能は搭載していないが、
ユーザーのレベルアップとともにサーボもレベルアップしてもらうという、
構想によるものであるとのこと。

このお話から最初はあまりサーボをセッティングするというような、
難しいことは考えず、まず操作スキルなどを高める
ということを優先するのがよいのではないか??
とお話を聞きながら感じました。

(取材:らじつう編集部 C.E 片桐紳史)

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