RUDDOG 初のオリジナルコンペティションカーキット「Iris ONE」開発者インタビュー

RUDDOG 初のオリジナルコンペティションカーキット「Iris ONE」開発者インタビュー

ドイツのR/CディーラーであるRUDDOGが発表した初のオリジナルコンペティションカーキット「Iris ONE」の設計者であるAndreas Myrberg氏にメールにてインタビューを行いました。
今回初公開となる内容です。

なお、メールインタビューは英語にて行っておりますので、
Andreas Myrberg氏からの回答は編集部にて翻訳を行っております。


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突如登場したように見えるIris ONEはどのような経緯で開発されたのですか?

Irisは、私、Andreas Myrbergが、非常に長い時間をかけて開発したものです。
7年前、クラウドファンディングサイトで設立しようとしましたが、
実現しませんでした。それでも私は、何年もかけてデザインコンセプトを描き続け、決してあきらめずに開発を続けました。
4年以上前、Ruddog Distribution GmbHのオーナーであるSven Rudig氏が、
IRISに興味を持ってくれて彼の会社で働くために私を雇ってくれました。
彼の会社での私の仕事は、このIrisプロジェクトの再設計、
最適化、設計、最終仕上げを行うことでした。
そのため、この2年間は、このプロジェクトを完成させるために
懸命に働いてきました。こうしてIrisONEは完成しました。

とても長い期間あたためられたプロジェクトだったのですね。
ちなみにIris ONEはどのようなユーザー向けのマシンなのでしょうか?

ハイエンドレーサー、革新を愛してやまない方、またはR/C CARドライブが好きで、
他のものと同じではないものを好む一般ユーザーのために作りました。
とはいえ、まぁ、すべてのラジコン愛好家に向けてですね!

とても意欲的な設計で様々なユーザーから注目されていますから、
ある意味で想定通りの状況ですね!
ちなみに、初見で独自の3ベルト駆動にはびっくりしました!!
また特徴的なサスペンションの構造も同様です。
これらはドライバーにとってどんなメリットがあるのでしょうか?

ここのところのR/C CARのモーターは、ブラシレスモーターとLiPoのパワーにより、とても大きなトルクを持っています。
そのため、ベルトが2本の車ではベルトがベルトプーリーでコマ飛びしないように、
2本のベルトに大きなテンションをかける必要があります。
既存の多くの車種では、ベルトが振動しないように、また、
プーリーが飛ばないように、ボールベアリングのテンショナーを追加しています。
これに対して3本のベルトにすることで、
はるかに少ないベルトテンションを実現することができました。
テストの中でも2つの大きなプーリーを介して駆動される中央のベルトで、
ベルトスキップしたことがありません。
なお、17.5Tなどの低速クラス用にはオプションでより薄いベルト(2.5mm)も用意しています。パワーソースによって柔軟な対応ができるのも特徴です。

次にサスペンションについてですが、非常に低重心になるように設計しました。
同時に組み立てるのが簡単で、リビルドも容易になるようにも配慮しました。
取り付けられるショックは回転ショックとなっており、
スプリングはトーションバーで、ショックに直接取り付けられています。

奇をてらったのではなく、既存の問題点の解消へのトライの結果なのですね。
サスペンションも組み立てやメンテナンスにも配慮されているのは驚きです。
ここまで色々伺ってきましたが、日本でも非常に注目が集まっている
このマシンは日本で販売されるのでしょうか?

もちろん!!Iris Oneは日本で発売される予定です!!
現在、どの販売代理店と組むか検討していますので、
発表を楽しみにしていてください!

日本でも手に取ってみたいというユーザーが多いでしょうから、
発表がとても楽しみです!!
最後に今後の展開について教えていただけますか?

将来的には、大きな計画をもっています。
R/Cコミュニティーでブランドを構築し続け、
オンロードカテゴリーで様々な新車をリリースしていき、
地球上のハイクラスレーシングブランドの1つとして確立することを目指しています!

今後の展開も楽しみしています!本日はありがとうございました!!

こちらこそありがとう!
最後に、私は日本が大好きです!ぜひ、IrisONEを手に取って楽しんで下さい!

今回、大変お忙しい中丁寧に対応いただきました。
設計者であるAndreas Myrberg氏はとても日本が大好きだとおっしゃており、
日本でも発売するとお話いただけました。
一瞬奇抜に見える機構もすべて理由があり、性能を追求していることが
改めて感じられるインタビューでした。
日本での登場は少し先になりますが、この革新的マシンの登場を
楽しみにいたしましょう。

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*なお、本情報は研究開発中のものであり、写真は最終キットと一致しない場合がある。
写真に写っている車両には、バッテリー、電子機器、ホイール、ピニオン、スパーギア、サーボアームが組み込まれているが、
キットには含まれない。

製品詳細:

https://www.ruddog.eu/Iris-ONE-Competition-Touring-Car-Kit-Linear-Flex-Aluminium-Chassis_1

https://www.ruddog.eu/Iris-ONE-Competition-Touring-Car-Kit-Carbon-Chassis_1


source:RUDDOG:

https://www.ruddog.eu/

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