プロポやサーボなどR/Cメカを中心とした製品をラインアップするする、近藤科学(KO PROPO)ブースにてお話を伺いました。
ホビーショー直前に発表されたKO PROPOのハイエンドプロポ「EX-NEXT」ブラックスペシャルが展示の中心になっていました。EX NEXT自体が過去のプロポにない「白」を採用した新しい試みで発売されたものだっただけに、なぜこのタイミングでブラックが追加されたのか?などを担当の方に伺いました。
他社になり新しい試みとして白を採用したEX NEXTなので、要望が多い黒についてもただの黒を採用するのではなく、一工夫あるものを!と試行錯誤された結果が今回の「マットブラック」塗装とのことです。写真ではわかりづらいのですが、実機を拝見するとテカりのない落ち着いた色でたしかに他にない色だなと感じることできました。なお、なぜこのタイミングでカラーバリエーションの追加が行われたのか?についても伺ったところ、EX NEXTが白のみで発売された直後から、黒バリエーションの要望が多かったこともあるが、主にオフロードユーザーより「汚れが目立つ」という感想が届けられたこともあり、白よりも汚れが目立ちにくい黒を検討することになったのことです。そして、ただ黒にするだけでは特徴がないということでマット塗装を採用したり、ステアリングホイールのデザインを変更したりと「ブラックスペシャル」ならではの要素が多く詰め込まれた製品であるとのことです。ちなみにブラックスペシャルと白モデルではロゴの色が背景色に埋もれないように白モデルはロゴが黒、黒モデルはロゴが白という細かな変更もされているとのこと。性能的には全く違いがないので好みで選択してくださいということでした。
次にKO PROPO独特の「レイダウントリガー(以下LDT)」と標準トリガーモデルが併売されている状況で、購入される割合について伺ったところ、細かなことは言えないということでしたが、EX NEXT販売数の3割近くはLDTモデルとなっており、標準トリガーでないと!というこだわりのない方はいままでにないLDTを選択されていることも多いとのこと。なお、ビギナー層から中級者ぐらいの方には「ブレーキ操作がしやすい!」と好評とのことです。
なお、このLDTですがらじつうでもご紹介している「マルチアジャストスティック(for LDT)」にて好みの操作感覚にカスタマイズされているユーザーさんも多いとのことです。気になった方はぜひ以下記事ご覧ください。
その他の展示の中で特に好評な製品として「RSx4S-one10X Type-T」をあげていただきました。こちらはタミヤレギュレーションのレースにおいて、指定ESCの仕様に最適化した低電力・高性能なサーボということで発表以来好評とのことです。EX NEXTとセットで使用する場合はぜひシリアル接続での使用を推奨されていました。らじつうレポートでも本サーボは取り上げる予定ですのでお楽しみに!
その他展示内容については「すだぴょんRCチャンネル」にて紹介されておりますのでご参照ください。
動画提供:すだぴょんRCチャンネル
最後に今後の新製品について伺ったところ、昨今、電子部品調達が色々と難しくなっており、一部製品については部品確保の目途が立たず販売終了になったものもあったとのこと。今後は部品供給体制を整えながらにはなるが、ユーザーが喜ぶような新製品を発売していきます!とのことでした。世界情勢としても厳しい中ですが、個性的な製品を送り出すKO PROPOの今後も注目です!
(取材:らじつう編集部 C.E Shnji Katagiri)