XRAY　XRAY X4'26 詳細製品ページ公開 - らじつう

　スロバキアのRCメーカーXRAYは2025年10月14日、「X4’26」の製品ページを公開した。

　製品ページはかなり作り込まれており、ＰＣからの閲覧が推奨されている。
　XRAY X4’26製品サイト:https://teamxray.com/x4/2026/en/

　XRAY X4’26は、2025年の欧州選手権ストッククラスにおいてTQ獲得と優勝を達成し、その卓越したレース性能を既に証明している最新鋭のツーリングカーキット。最大の進化の一つは、車体の徹底的な軽量化と低重心化（Low CG）。耐久性を損なうことなく、総重量で30gの削減を達成しており、特に重いバッテリーパックが必要なスペッククラスのレースで非常に有利に働く。この軽量化は、小型化された6x10x3mmベアリングや偏心ベアリングホルダーを採用したリアディファレンシャルとフロントスプール、そしてオールニューのカーボンファイバー製アッパークランプなど、広範囲の部品で実現されている。

　サスペンションシステムも完全に刷新。オールニューのCFF2™カーボンファイバー製ロアサスペンションアームは、複合材のディテールが組み込まれ、サスペンション剛性を最大化。新しいサスペンションジオメトリでは、ショックがより外側に配置され、あらゆる条件下でトラクションとステアリングレスポンスを向上させる。また、付属のXLP2ショックは、従来モデルと比較して4mm低くなり、コーナリングスピードと安定性が改善された。

　調整機能は過去最高レベルに拡張。オールニューのアルミ製バルクヘッドは前後左右で部品を共有できるユニバーサルデザインを採用し、部品点数の削減と修理の簡素化に貢献。また、新しいカーボンファイバー製アッパークランプは、シャーシの柔軟性（フレックス）を変更するための4種類の異なる取り付けオプションを提供。さらに、ショックとは独立してサスペンションのトラベルを制限できる内蔵サスペンションアップストップが導入され、車両ダイナミクスの微調整が容易になった。

　駆動系においては、SCS（Spring Clip System）が採用され、セットスクリューなしでECSドライブシャフトやホイールハブの組み立て・分解がワンクリックで可能になり、信頼性と整備性が向上している。

　X4’26は、初期性能を向上させるため、カーボン、1.5mmアルミニウム、2.0mmアルミニウムの3種類のキットバージョンで提供され、幅広いトラックコンディションに対応できる。

X1’25の特徴

•3種類のキットバージョン：カーボンエディション、1.5mmアルミニウムエディション、2.0mmアルミニウムエディションの3種類があり、幅広い路面状況での初期性能を向上させます。
総重量削減：耐久性を損なうことなく、総重量で30gの軽量化を達成しています。これは、特に重いバッテリーパックが必要なスペッククラスのレースで有益です。
低CG化：小型化されたデフ/スプールベアリング（6x10x3mm）と偏心ベアリングホルダーの使用により、重量が削減され、重心（CG）が低くなっています。
カーボンファイバー製アッパークランプ：オールニューのカーボンファイバー製アッパークランプは、CGを下げながら全体的な重量を削減しています。
バランス調整の向上：重いバッテリー使用時でも完璧な左右バランスを実現するための、バランスウェイト配置の選択肢が増えています。
CFF2™ロアアーム：オールニューのCFF2™カーボンファイバー製ロアサスペンションアームは、複合材のディテールが統合されており、サスペンションの剛性を最大化し、あらゆる条件下でハンドリングを向上させます。
CFF™アッパーアーム：オールニューのCFF™アッパーアームは、形状が最適化され柔軟性が低減され、より一貫したハンドリングに貢献します。
リンク式アッパーアーム：キットには、調整可能なリンク式アッパーアームがチューニングオプションとして含まれており、CFF™アッパーアーム以上の調整範囲とステアリングレスポンスを提供します。
ジオメトリの改良：新しいサスペンションジオメトリにより、ショックがより外側に移動し、あらゆる条件下でトラクションとステアリングレスポンスが向上します。
XLP2ショック：付属のXLP2ショックは、以前のXLPショックより4mm低くなっており、コーナリングスピード、ミッドコーナーステアリング、安定性を向上させ、ハイトラクションでのトラクションロールを最小限に抑えます。
内蔵アップストップ：オールニューの内蔵サスペンションアップストップは、ショックアブソーバーとは独立してサスペンションのトラベルを制限し、車のダイナミクスを容易に微調整できます。
小型ピボットボール：小型で低プロファイルのサスペンションピボットボールは、重量を節約し、ロールセンターの調整幅を拡大します。アームボールとハブボールスタッドは、以前のキットより0.5mm低く設定されています。
ユニバーサルバルクヘッド：オールニューのアルミニウム製バルクヘッドは、左右・前後で同じ部品を互換的に使用できるユニバーサルデザインを採用し、スペアパーツ数を削減し、修理を簡素化します。
ナローシャーシ：新しいサスペンションとバルクヘッド設計に対応するオールニューのナローシャーシデザインです。
フロントバルクヘッドブレース：オールニューのフロントバルクヘッドブレースは、フレックスとハンドリング特性を制御し、異なるフロントトップデッキの必要性を減らします。
アッパークランプのフレックスオプション：新しいアッパークランプデザインは、複数の取り付け代替オプションを提供し、4種類の異なるフレックスオプションでシャーシの柔軟性を変更できます。
トップデッキ：オールニューのトップデッキは、新しいバルクヘッド、フロントブレース、アッパークランプと連携してフレックスを最適化します。キットには2ピーススプリットトップデッキが含まれています。
SCS（Spring Clip System）：**オールニューのSCS（Spring Clip System）**により、セットスクリューなしでECSドライブシャフトの組み立て/分解、およびホイールハブの取り付け/取り外しがワンクリックで可能になり、整備性と信頼性が向上します。
オールニューの超軽量でナローなアルミニウム製フロントスプール。
オールニューのナローで超信頼性の高い軽量リアディファレンシャルは、アウトドライブにピンシステムを備えています。
ステアリング＆ARSプレート：オールニューのカーボンファイバー製ステアリング＆ARSプレートは、ジオメトリを最適化し、フレックスを改善し、バネ下重量を削減します。
ワイドホイールハブ：キットにはワイドホイールハブが標準で含まれており、より寛容なハンドリングとコーナリングスピード、安定性を提供します。
サーボマウント：アルミ製一体型低CGサーボホルダーは、3つの異なる構成でシャーシに取り付け可能であり、メカニカルトラクションの調整を可能にします。