【らじつうレポート】タミヤ ミニ四駆新シャーシ「MEシャーシ」(MA/VZシャーシとの比較あり)

【らじつうレポート】タミヤ ミニ四駆新シャーシ「MEシャーシ」(MA/VZシャーシとの比較あり)

 ミニ四駆のPROモデル(両軸モーター)の新型シャーシとなる「MEシャーシ」がついに登場。MAシャーシの堅牢さや、駆動力にVZシャーシの前後バンパーの個別パーツ化、フレックス性を組み込んだ新世代PROシャーシとなっています。今回は第一弾のキットとなる「ライザン」の開封から組み立てレポートに加え、MAシャーシやVZシャーシとの違いなどをレポートしてみます。

 ※本レポートでは、オフィシャルオンラインショップ「WarehouseSTORE RD2」で販売しているキットと同一のものを使用しています。

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■開封&組み立て&シャーシレポート

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 パッケージはミニ四駆すべてで言えることですが、ラジコンカーキットのような素晴らしいイラストで構成されています。今回も類にもれず新型ボディや新MEシャーシを見事に再現したイラストになっています。今回のライザンはボディがマルチパーツ構成になっているため、開封した箱の中は他のミニ四駆よりパーツが多く見えます。

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 こちらが箱の中のパーツ一覧です。ボディパーツ以外は通常のミニ四駆と変わりません。ホイールはボディデザインと合わせたゴールドカラーのTスポークホールに小径ローハイトタイヤが搭載されます。今回の新ボディはドライバー人形の搭載も可能となっており、前後カウルが取り外せるという新機構を搭載した完全新デザインのボディとなります。デザインはタミヤユーザーにはおなじみの根津孝太氏。

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 こちらがMEシャーシ本体となります。前後バンパーはVZシャーシと同じように後付けタイプとなっているため、バンパーレスも容易に実現できます。駆動系などはMAシャーシを踏襲しておりますが、バッテリー搭載部分に穴が開いており、取り外しなどを用意するための工夫と考えられます。触ってみた感触としてはやはりMAシャーシよりもVZシャーシに近いように感じます。ここはシャーシのねじれなどを意図的に起こさせるための新シャーシのコンセントにあったところでしょう。形状の比較は後ほど行います。

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 各パーツの形状のアップ写真となります。ブラックパーツはVZシャーシに近いようにも見えますが、MEシャーシ用の新規のものになります。金具やモーターに加え、タイヤ・ホイール、ボディパーツとなります。ボディパーツはメインシェルにカウルを搭載するものですので、複数のスタイルを楽しんだり、改造をしてみたりと楽しみの多い新ボディとなります。

 組み立てそのものはMAシャーシと変わりません。説明書も丁寧に記載されておりますので、しっかり読んで組み立てを行えば間違うこともないでしょう。今回は塗装なし、ステッカーのみで完成させたものです。ボディがとにかくスタイリッシュで黒と赤の配色も絶妙な割合であると感じました。ステッカーも最小限となっております。ホイールもボディデザインとマッチしており、飾っても楽しめる新型モデルであると言えます。

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 ボディを外した様子です。アッパーカバーやバッテリーホルダーの形状がMAシャーシから変更されています。背面はバッテリーしたの穴以外は前後バンパーの違いが大きく見えます。ボディパーツははめ込み式です。

 ボディはフロントとリアのライト部分のステッカーが付属します。それ以外は配色とデザインで見栄えが形成されており、とても完成度が高いボディです。このボディのラジコンカーバージョンが出てほしいなと感じるほどです。

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 アッパーカバーにはMEシャーシの文字が確認できます。

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バッテリーホルダーはアッパーカバーに取り付ける形になっております。

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 前後バンパーはVZシャーシに近い取付方法となっております。キットではプラローラー仕様です。バンパーを交換であったりギミック搭載時などもバンパーカットが必要がないというのが新世代ミニ四駆らしい機構です。

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  駆動系自体はMAシャーシと変わりありません。

 キットノーマルで組み上げた印象としては、ベースはMAシャーシでありながら、VZシャーシのよいところを取り入れたと見えます。シャーシそのものを手でねじってみて、MAシャーシと比べるといわれるほどねじれるものではないという印象ではありますが、バッテリー搭載部が肉抜きのような形状になっていることもあり、素材の調整なども行われているとのことですので、実際の走行では差がでる要素と考えられます。前後バンパーのパーツ化や各所形状の変更、シャーシの見直しなど、MAシャーシの進化系といっていいモデルであると言えます。なお、今回のライザンボディは複数パーツ構成になっていたりと工夫も多いのですが、なによりスタイリングの良さが際立ちます。レースシーンでは未知数ですがカスタマイズの楽しさというミニ四駆の魅力を引き出してくれる素晴らしい新ボディであると言えます。


■MA・VZシャーシとの比較レポート

 まずはMAシャーシとの比較を行います。

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 左がMAシャーシと、右がMEシャーシとなります。駆動系に変更がないことが見て取れます。前後バンパー形状(取付含め)が大きな差異です。サイドローラーの取付穴もMEシャーシではボディ近くのみとなっています。

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 背面の比較です。MAシャーシはシャーシ底面が気流を感じさせる形状だったものが、MEシャーシではバッテリー搭載個所以外はシンプルな形状に変化しています。バッテリー搭載部の下穴が開いているのも特徴です。ここの形状の違いがシャーシのフレックス特性の違いを生んでいる要因とも言えます。

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 続いてVZシャーシとの比較を行います。方軸と両軸というモーターの違いは大きいのですが、こうして比べてみると前後バンパーの取り付け方に類似性が見られます。

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 背面の比較です。これも方軸と両軸の違いが大きいため、バンパー部分以外の共通点は少ないですが、手でもって捩じったりしてみると質感が似ているようにも感じます。

 構造としてはVZシャーシにような前後バンパーの構造とMAシャーシの基本的なコンポーネントが合体したような新型シャーシがMEシャーシといえることが見てわかるところかと考えます。実際に手に取ってみるとMAシャーシよりもMEシャーシはVZシャーシに近い質感であるという部分がMAシャーシとの大きな違いと言えます。MAシャーシがノーマル状態でもしっかりと走るシャーシだっただけに、MEシャーシのレース性能が今後実証されていくだろうと想定しますが、かなりの実力を秘めたシャーシであることが想定されます。


 今回は新型の両軸モーター搭載のPROシャーシ「MEシャーシ」についてレポートさせていただきました。ファーストモデルの新型ボディがかなり魅力的ということはありますが、MEシャーシ自体もMAシャーシをベースとしながら、方軸の最新モデルであるVZシャーシの要素も取り入れながら、確実に進化を遂げているといると言えます。今後、レースシーンでも活発に活躍することが期待され、MEシャーシ用のアフターパーツにも期待が持たれます。現在はボディラインアップがライザンのみですが、今後複数のバリエーションが展開されることは間違いないので、好みのボディが発売された段階で入手するもよし、いち早く走行性能を楽しみ、チューンナップを楽しむというものよいかと考えます。新型登場の期待を裏切らない新シャーシであると言えます。

(レポート:らじつう編集部 C.E Shinji Katagiri)

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