3Racingの新世代ツーリングカープラットフォームとして登場した「CERO」シリーズの最新モデルとなる「CERO Ultra A.C.E(Aluminum chassis edition) 2.0」。初代からブラッシュアップともいえる進化を遂げた2.0をベースとしてアルミシャーシ仕様として最新パーツも搭載して登場しました。初代のA.C.Eモデルも大人気となりましたが、CERO Ultra 2.0ベースとなったA.C.Eはどんな車に仕上がっているのか？ 今回は開封レポートに加え、初代CEROとの比較レポートもお届けいたします！どうぞお楽しみに！
※本レポートでは、3Racing社より提供されたサンプルキットを使用しておりますが、オフィシャルオンラインショップ「WarehouseSTORE RD2」で販売しているキットと同一のものとなります。
3Racing 1/10 CERO ULTRA-ACE(Aluminum chassis edition）2.0 (KIT-CERO ULTRA-ACE 2.0)
65,450円 ※15%OFF
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LC Racingキットの組み立てには、組み立てに最適なビットを搭載したRD2オリジナルHEX（六角）レンチドライバーセットをぜひどうぞ！
RD2 – オリジナル HEX(六角）レンチドライバーセット（1.5/2.0/2.5/3.0）【エンドキャップ付】
￥3,250（税込）
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CERO A.C.E ２．０でも使用できる「My RC Style × RDT Raccing」のオリジナル超軽量バンパーもぜひ！！
標準バンパーの半分の重量となっており、マシンバランスが改善されよりスムーズな走行特性を実現します！
RDT Racing – 3Racing CEROシリーズ用超軽量バンパー（12g・TPU)
￥1,500（税込）
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■開封レポート
最近の３Racingのパッケージは外化粧箱と本体箱で構成されています。
製品がお店に届く段階では封印シールで本体箱は封印されています。開封時にこれが破れている場合はご注意ください。
パーツバッグは１～８となっており、組立説明書とステッカーが同梱されています。ケミカル＆ツールバッグも同梱となっており、３Racingのキット付属ツールはとても重宝するので必ず開封して内容物を確認することをオススメします。初代CERO発売以降、らじつう編集部で組み立てをしたキットで部品不足などは発生したことがありませんが、組立説明書に日本語でのサポート窓口の案内がありますので、万が一部品不足などの場合はそちらのサポート窓口にお問い合わせください。
■マシンレポート
CEROプラットフォームといえばピボッドタイプの上下Aアームタイプのダブルウィッシュボーンサスペンションですが、今回のA.C.E2.0ではアッパーアーム側がマルチリンクタイプの調整式に変更されています。このパーツはCEROシリーズのアフターパーツとしてもリリースされているものです。
A.C.E 2.0で特徴的なのがフロントロアサスアーム部分にウェイトが搭載されます。これに合わせてフロントロアサスペンションアームも変更されています。A.C.Eモデルはカーペット路面を想定したモデルということで、メーカーからはカーペット路面での最適化のために搭載した機構とのことです。
メインシャーシはアルミ製でかなりの肉抜きがされていることがわかります。バッテリーの固定方法はＳＰＯＲＴモデルで登場したワンタッチタイプを搭載しています。
基本的な構造はCERO初代から踏襲しつつ、2.0でアップグレードされたダンパー関連のジオメトリー調整がされたものが搭載されております。後ほど初代との比較をご紹介します。
モーター搭載位置は５：５となっています。駆動系は大きな変更はありません。
CERO Ultraがアスファルト想定のモデルであり、A.C.Eはカーペット路面想定のモデルとメーカーは発表しておりますが、昨今のサーキットシーンではアルミシャーシモデルを使用される方が多い事や、後から発売されるモデルということで、アップグレードパーツも搭載された形で発売されるため、A.C.Eモデルは若干ですがお買い得感もあります。2.0ベースとなったことでより走行性能も向上しており、また3racingハイエンドツーリングカーは他社に比べてリーズナブルな価格設定となっておりますので、これからハイエンドツーリングカーにトライしたい方にはオススメのモデルとなります。なお、サスペンションのアッパーアームが調整式のマルチリンクタイプに変更されており、樹脂アームに比べて調整がシビアになっていくことは事実です。メーカーから推奨値が公開されておりますのでぜひご覧ください。
■ CERO Ultra A.C.E 2.0：CERO Ultra(1.0） 比較
今回バージョン2.0ベースとなっていることもあり、初代CERO Ultraとの比較を行ってみます。ホイールベースは変わらないのですが、全長が若干短くなっています。メーカーにも確認したところホイールベースはそのままに各部の配置を見直したのがバージョン2.0の特長とのことです。A.C.E2.0ではマシンレポートでもお伝えしたとおり、サスペンションアッパーアームがマルチリンクタイプに変更されています。またリアエンド周りは2.0で変更された部分を見ることができます。
フロントバンパーがウレタンからTPUタイプに変更されています。これはSPORT以後の変更点でもあります。見比べるとダンパーがより寝た形で搭載されているのがわかります。バージョン2.0ではより低重心化を図るためにダンパーステーも変更されています。
フロント周りはサスペンションアッパーアームの違いはもちろん、ロアアームもアップグレードされています。
リアセクションの比較です。先ほどお伝えしたとおり多くの変更点があります。
シャーシはカーボンとアルミの違いはありますが、A.C.E2.0では細身な形状となっています。モーター位置の違いがこの比較からわかります。
初代CERO UltraとA.C.E2.0の比較を行ってまいりましたが、Ver 2.0での変更点に加えてA.C.E2.0での追加要素もあり、今年登場予定のZERO CEROをプラットフォーム第二世代とするならば第一世代の最終系ともいうべきモデルになっていると言えます。
CEROプラットフォームはなにより価格設定がハイエンドモデルからスポーツモデルまで入手しやすい設定となっており、そのうえで他社ツーリングカーと対等に戦える戦闘力を持っているモデルです。昨今のトレンドである金属製シャーシモデルでもあり、A.C.E2.0は気になった方にはぜひオススメしたいモデルです。
今回は3racing社のハイエンドツーリングカー「CERO Ultra A.C.E 2.0」の開封＆マシンレポートならびに初代CERO Ultraとの比較レポートもお届けしましたが、Ver 2.0への進化ポイントやA.C.E2.0で更に追加された要素は改めて比較してみるととても多くの要素があるなと感じました。なお、初代モデルにVer 2.0のパーツが使用できますので、既存モデルユーザーはこの機会にVer 2.0のパーツを導入してみるのもよいかもしれません。昨今のトレンドを盛り込みながら、買いやすい価格を実現している3racingツーリングカーモデルはらじつうイチオシのモデルとなります！
（レポート：らじつう編集部 C.E Shinji Katagiri）
