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【連載】ラジコンユーザーがこれからでもトライできる3Dプリンター講座・第四回「3Dプリンターのデータってどう用意すればいいの?」

Interviewing and writing : C.E Shinji Katagiri&Shoko Satomi

 

ラジコンユーザーがこれからでもトライできる3Dプリンター講座を開設します!!
講師に株式会社サンステラ様をお迎えして、
ラジコンユーザーが3Dプリンターでどんな楽しみ方ができるか? を連載でお届けしてまいります!

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紙への印刷が2Dプリントとするならば、立体物を印刷するのが3Dプリント。
なんとなく面白そうだなと感じられているラジコンユーザーさんは多いではないでしょうか?
しかし、どんなものを選んでどういう風に始めたらよいか全く見当がつかない!!
そんなユーザーさんが多いことは想像に難しくありません。

そこで、らじつう編集部が皆様の代理として、
3Dプリンターの輸入代理店である「株式会社サンステラ」様にいろいろ聞いてみよう!
という連載になります。

ちょっとでもご興味がある方はぜひ一度内容をご覧ください!!
今後、オフィシャルオンラインショップ「WarehouseSTORE RD2」にてご紹介した
商品も購入できる予定です。どうぞゆっくりお楽しみください。

講師紹介:

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株式会社サンステラ

株式会社サンステラはPolymaker社・RAYSHAPE社の
日本総代理店・Creality社・Elegoo社・Tiretime社・f
ormlabs社・SHINING 3D社・SUNLU社の日本正規代理店として、
世界中の優れた3Dプリント機器・各種造形材料の輸入販売・
技術サポートを行っています。
10年に及ぶ3Dプリンターのサポート実績、
お客様に安心してお買い求めいただける体制を整えております。
ものづくりの世界を通じてお客様の喜びと幸せに貢献する
オンリーワンの企業を目指し、
2007年の創業より3Dプリンティング分野に対して多くの革新をもたらしています。

サンステラ3Dモール

https://sunstella.co.jp/

教えてサンステラ先生!

第四回「3Dプリンターのデータってどう用意すればいいの?」

サンステラ先生!今回もよろしくお願いいたします!!

どうぞよろしくお願いいたします。

ここまで3Dプリンターの基本的なことや、維持費などについて概要をお伺いいたしましたが、そもそも3Dプリンターで印刷するためにはデータが必要と聞いたのですが、これは自分で作らないといけないのでしょうか?

いえいえ、もちろん設計ができると思い描いた形を印刷出来て
楽しいことは間違いないですが、STLの頒布サイト等もあります!
自分で設計したものを印刷するのも、
データ頒布サイトからダウンロードして印刷することも、
どちらも3Dプリンターの楽しみなのです!

ちなみにSTLって💦

あぁ、すみません💦 STLは「Stereolithography」の略称で作りたいものを設計するための、3D CADソフト用ファイルフォーマットの一つです。3Dプリンタでは、最も使用されているファイルフォーマットになりますので、この形式のファイルであれば印刷できるとまずは認識しておくとよいでしょう。

なるほど。では、そのSTLファイルをデータ頒布サイトからダウンロードすれば3Dプリントが楽しめるわけですね!ちなみに有料でしょうか?

すべてが有料というわけではありません。
無料のものも、もちろんありますよ!
では、3Dデータ頒布サイトはとてもたくさんありますが、
有名なサイトを紹介しますね。
ちなみに3Dデータは先ほどお話したSTL形式、
もしくはobj形式で保存・書き出してください。

主な3Dデータ頒布サイト

Thingiverse:一番有名な3Dデータ頒布サイトです。

https://www.thingiverse.com/

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MyMiniFactory:彫刻やミニチュアなどのデータが多く配布されています。

https://www.myminifactory.com/

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おぉ!!なんだかとてもたくさんのデータが公開されているのですね!
見ているだけでワクワクしてきます!!

こうやってたくさんのデータがインターネットを通じて入手できるため、
3Dプリンターを使う敷居が下がってきたんですよ!!

なるほど。とても難しく考えていた3Dプリントが、
少しだけできるような気がしてきました!
ちなみにそれほど多くのデータが
配布されるようになったのはなぜなのでしょうか?

やはり無料の3DCADや3DCG作成ソフトが配布されはじめたことが
大きいのではないでしょうか?
更に海外では作成が得意な方に、
手軽な価格で3Dモデルを作成するという
仕組みがつくられてきたのも大きいでしょう。
また、3Dプリンターメーカーも積極的にデータを共有する仕組みを作っています。
ちなみに小中学校でも3DCADを使った授業を行う学校も多数あります。
小中学生でも少し教えてもらえば簡単なモデルであれば作ることでできるのです。
設計といっても、敷居は意外と低いんですよ!

ふむふむ。ちなみ3DCADや3DCG作成ソフトにはどんなものがあるのでしょうか?
無料のものもあると先ほどおっしゃっておりましたが。

では、個人ユーザーであれば無償で利用できる代表的なソフトをご紹介しますね。

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3D CAD:Fusion360 : https://www.autodesk.co.jp/products/fusion-360/overview

「スタートアップ企業向けまたは個人向けライセンス」であればなんと無料で使うことが出来る本格的な、業務用でも使用される高機能な3D CADです。寸法値で管理する製品を作ることに向いています。

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3D CG:blender : https://blender.jp/

誰でも無料で気軽に利用できる、初心者でも導入しやすいオープンソースの3DCGソフトです。
フィギュアなど寸法にとらわれない曲線の多いデザインに向いています

なるほど、無料でデータをダウンロードして印刷することもできて、さらにちょっと勉強すれば自分でデータを作成するためのソフトも無料で入手できるのですね!!
なんだかちょっとできる気になってきました!
と、いうところで今回もお時間です💦 次回もよろしくお願いします!

目的は印刷物を作ることですから、データをダウンロードすることも、
データを作ることもどちらも3Dプリンターの楽しみですので、
難しく考えず、まずはやってみるのがよいですよ!
本日もありがとうございました。

編集後記

今回はで3Dプリンターで印刷をするための基本的な知識をご紹介いたしました。
データを作らないと印刷ができない!
と考えていた方にはちょっとびっくりな内容ではないでしょうか?
もっと言えば、誰かにデータを作ってもらって自分のプリンターで印刷する。
こんな楽しみもあったりするのです。
難しいところからでなく、できるだけ簡単な方法からはじめてみるのが
編集部のオススメでもあります!!

次回は「FDM方式3Dプリンターでの印刷手順ってどういうかんじ?」をお届けします。
どうぞお楽しみに!!

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