※本レビューはDEERC Toys様より提供された商品を使用しております。
今回DEERC Toys様より本レビューをご覧になった方限定の特別クーポンをいただきました。
レビューをご覧になって購入を検討の方はぜひご利用ください。
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メーカー | DEERC |
車種 | MN-99S(RTRモデル) |
希望小売価格 | 15,990円(税込) ※2022年7月5日時点 |
技適(工事設計認証番号) | 210-175595 |
付属品 | 送信機、バッテリー、USB充電ケーブル、装飾パーツ、日本語マニュアル |
今回のレビューは、主にAmazonで販売されているトイラジコン・ライトホビーR/Cメーカーである、
「DEERC」社製のクローラータイプ1/12 R/Cカー「MN-99S」です。
【製品概要】
商品箱はコンパクトですが箱絵が大変迫力があり、箱を開ける前からワクワクさせてくれてくれます。
箱の側面にはオプションパーツが掲載されています(セットには含まれません)
内部はプラスチックの緩衝材で梱包されています。プロポや付属品もスッキリと収納されています。
本体
RTR(レディ・トゥ・ラン:完成品即走行可能)モデルですので完成された状態です。
プロポ(送信機)はオーソドックスなホイラータイプ。
底面が電池ボックスになっており、フタがネジ止めされています。
電池ボックスのサイドに技適マークなどが記載されたシールが貼られています。
上方に電源スイッチとランプ、ステアリングホイールとトリガーがあり、
ステアリングホイールの近くにトリム調整つまみが確認できます。
プロポを使用するには単三電池4本が必要です。
付属品
リチウムイオンバッテリーが1個付属しています。
USBタイプの充電器も付属し、ミニドライバーと装飾パーツも付属しています。
日本語の本体取扱説明書と装飾品取付説明書、バッテリーの取扱い説明書が付属しています。
【車体レビュー】
分類としてはライトホビーR/Cになります。
構造としては本格的なクローラーモデルと同様のリジットアクスルを、
中央からサスペンションバーが伸びているトレーリングアーム式。
モーターはセンターケースに格納されており、
前後にはプラスチック製のジョイントシャフトで駆動が伝達されます。
前後ともに直結でデフは入っておりません。
なお、シャーシとボディはネジ止めとなっており、取り外しが可能ですが、
R/Cカーの組み立てや分解に慣れてない方は避けたほうが無難でしょう。
比較的多めで柔らかいタイヤがプラスチックホイールとの組み合わせで付属します。
このようなクローラーモデルでは板バネであることが多いのですが、
このモデルはフリクションダンパーが4本装着されています。
箱絵によるとここをオイルダンパーにアップグレードすることも可能なようです。
フロント部分のボンネットを開けるとバッテリーが確認できます。
走行時はここに格納します。コネクターは若干大き目のものが採用されています。
【走行&総合レビュー】
※テスト走行はコロナ禍であることを考慮し、らじつう編集部の事務所敷地内と許可されたクローズな場所で行っております。
スケールモデルと見間違うようなクオリティーの高いボディは置くだけで絵になります。
最初にスイッチを入れるとヘッドライトが点灯します。
その後ゆっくりと動かしていくとウインカーやブレーキランプを点灯するという、
とても手の込んだギミックを搭載してます。
目視でトリムを合わせて実際にトリガーを握ってみると、ほどよい速度感で動きます。
ステアリングは操作どおりにリニアに反応し、トイラジコンのようなスイッチタイプではありません。
大きめのタイヤではありますが、ある程度の障害物をスイスイと乗り越えていきます。
フリクションダンパーなので障害物で跳ねはしますが、
バネが柔らかいのかフワフワとゆったりとした動きをしてくれます。
とてもコントロールしやすく、かつ、運転を楽しめる操作性です。
実際の走行動画はDEERC 公式YouTubeチャンネルで配信されています。
らじつうレビュー:DEERC MN-99S
なお、以下レビューは購入者の参考として、5点を標準評価とした10点満点での採点をしております。
あくまでレビュワーの感性に基づいた評価ですので、目安としてご覧ください。
■操作性・応答性 7点
ライトホビーR/Cだけあって、トイラジコンのようなスイッチ操作ではなく、
操作した量に対して非常にリニアに反応してくれます。
ステアリングホイールもスロットルトリガーも少し軽めに印象はありますが、
本格ホビーR/Cに慣れた方でも操作に不満を持たない出来栄え。
スロットルの加速感もとても自然で、ステアリングも切れすぎることなくちょうどよい感じです。
しっかりと本格的な動きを楽しめます。
■スピード 8点
搭載モーターは特に記載はなく、速度調整機能もありません。
しかし、クローラーモデルとしてはトルク感もあり、
ちょうどよいスピードに設定されています。
狭い場所からある程度の広さまで、クローラーモデルとして
障害物を乗り越えて遊ぶようなシチュエーションでも最適な速度感です。
■走りの質 9点
サスペンションが板バネではなく、フリクションダンパーであることが効いているように
感じましたが、フワフワとした動きながら、それでいてしっかりと路面をとらえて前に進みます。
大きめで柔らかいタイヤとも相まって、少々の障害物なら簡単に乗り越えていきます。
ここでもサスペンションの形式が効いているのか動きに余裕があります。
ゆったりとしながら、思った通りに動てくれるため、走りの質はかなり高いと言えます。
■頑丈さ 6点
ほぼ樹脂で構成されている車体は、
サスペンションアームなどが若干心もとないところはありますが、
逆に樹脂のしなりで衝撃を吸収できることもあり、価格なりの頑丈さと言えます。
なお、故障の際はDEERC様に連絡いただくとアフターパーツを入手し、
ご自身で修理できる点は加点ポイントです。
■メンテナンス性 5点
通常のメンテナンスは掃除ぐらいというところですが、
いざ分解しようとすると、少々スキルが必要になります。
各所がネジ止めとなっており、組み立てや分解に慣れていないと、
もとに戻せないということもあり得ます。
とはいえ、電池交換は容易ですし、サスペンション周りも露出しており、
掃除をも容易ですので、標準的なメンテナンス性を備えています。
■総評 9点
スケールモデルかと見間違うようなクオリティーの高いボディをまとい、
本格クローラーモデルと同様の構造を持ちつつも、
低価格モデルよく見られる板バネではなくフリクションダンパーを搭載する
ライトホビーR/Cとしてはミドルクラスにあたるモデル。
オプションでオイルダンパーやメタルパーツも用意されているとのこと、
自身でアップグレードをしていけるのも魅力。
また、搭載モーターとギア比の設定が絶妙で、誰が扱ってもちょうどよい速度感や、
プロポに操作にリニアかつ、感覚通りに応えてくれる操作性も抜群。
そして、様々な障害物を乗り越えるトルクはしっかりと備わっており、
広場やキャンプ場はもちろん、自宅の庭などに障害物を設置して、
ゆったりとした動きを楽しむことができるモデル。
さらにヘッドライトやウインカー、ストップランプなど、
ボディ各所にLEDが埋め込まれており、
動作に連動して点灯するという手の込みよう。
ただ、動かすだけなくちょっとしたギミックにより、
見ている人も思わず見入ってしまうつくりはポイントが高いです。
定価で考えると若干高いように感じますが、今回DEERC様より特別クーポンを頂戴しており、
割引価格で考えればとてもコストパフォーマンスの高い1台と言えます。
ちなみにDEERC社は日本の技適も取得されていて安心して利用できます。
R/Cカーの組み立ては苦手だけど、ちょっと本格的なクローラーモデルを楽しみたいという方や、
様々なギミックを搭載したクオリティーの高いボディに魅力を感じた方には、
間違いなくオススメできる1台です。
■オススメユーザー
- 親子で広場やキャンプ場、自宅の庭などでR/Cカーを楽しみたい方
- とにかくカッコイイR/Cカーが欲しい方
- 多くのギミックの搭載した変わったラジコンに興味があるかた
- RTRのクローラーモデルのR/Cカーを初めてみたい方
今回のレビュワー
片桐 紳史 – Shinji Katagiri(らじつう編集部)
ホビーラジコンではオンロードが中心。タミヤ系ツーリングカーをメインに楽しんでいる。
最近は懐かしのビンテージモデルを楽んでいる子煩悩な編集長。