2022年3月に発売された「タミヤ 1/10RC アスチュート 2022 (TD2シャーシ)」。
タミヤオフロードバギーのミドルクラス2WDモデルとしては、
久しぶりとなる完全新設計の「TD2シャーシ」を採用し、
名車「アスチュート」の名を冠して登場したことで注目を集めましたが、
改めてそのキットの組み立てから走行レビュー、
その後のアップグレードまで、らじつう初のロングレポートをお届けいたします。
タミヤが自信をもって送り出してきたミドルクラスオフロード2WDバギーは、
どんな構造でどんな性能を秘めているのか?
改めてお伝えできればと考えおります。
※本レポートで使用したキットは、オフィシャルオンラインショップ「WarehouseSTORE RD2」で
販売しているものと同一のものを使用しております。
26,532円 ※10%OFF
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必要なメカ類が最初に紹介されています。
搭載できるサーボのサイズが説明されています。
ロープロファイルサーボが必要となりますので、ご注意ください。
工具や塗料、組み立てのポイントについて解説されています。
グリスアップ箇所は確実にグリスアップを実施しましょう。
この点について先日、タミヤの開発の方に伺ったところ、
説明書でグリスアップポイントとしている箇所には必ずグリスアップをして欲しいとのこと。
理由として走行頻度やメンテナンス頻度が高い方ばかりでなく、
月1回の走行であったり、メンテナンス頻度である場合も想定して、
ベストパフォーマンスを長く維持できることを検討したうえで、
説明書に記載されているとのことです。
ギアカバーや接着剤指定箇所についても同様で、
説明書通りに組み立てをしていただくことで、設計想定の性能を、
長くよい状態で楽しんでいただけるとのことでした。
本レポートでも説明書に沿った組み立てを進めてまいります。
パーツバッグAを開封しました。
リア周りのパーツが収められています。
なお、別途の工具やシール類が収められている袋もこの段階で開けておきましょう。
各種シール類は最初から使用しますし、レンチ類も非常に有用ですので、
ここで開封を忘れないようにしましょう。
最初のセクションはモータープレートの取り付けです。
最初にシャーシを確認します。
かなりしっかりとした造りになっており、手に取るとそれを感じられます。
モータープレートにカットしたスポンジテープを貼り付けます。
モータープレートをシャーシに固定します。
ピロボールを指定位置に取り付け、ダストカバーを取り付けます。
これも先に開封した工具袋の中のシートの1つを使います。
続いて、ギアの組み立てを行います。
アイドラーギアを組み立てます。
細かなスペーサーを忘れないように気を付けましょう。
続いてスパーギアを組み立てます。
MA26はキレイに切り取るよう指定されています。
また、このセクションのみならず樹脂に対するビスは、
締めすぎないように注意しましょう。
隙間がなく固定されたぐらいでOKです。
ギアを取り付けていきます。
軸受けの樹脂パーツを取り付けます。
ここに図のとおり先ほど組み立てたギアを配置していきます。
グリスアップを忘れないようにしましょう。
なお、一部パーツ取り付けに際して合成ゴム系接着剤での接着箇所が指定されていますので、
必ず指定通りに組み付けしましょう。
ギアカバーに緩衝材を貼り付けます。
隙間をしっかり埋める意味でも重要ですので、
指定サイズに切り取りしっかり貼り付けしましょう。
ギアカバーを組み立てます。
説明書通りにモータープレートに一部を押し込むように取り付けます。
先ほど緩衝材を貼り付けたギアカバーを最後に取り付けします。
メンテナンス時やオプションパーツ取り付けの際にここは分解することもある箇所なので、
少々構造は複雑ですがしっかり把握しておきましょう。
続いてリアダンパーステーなどを取り付けていきます。
特別難しい箇所はありません。
ビスの締め付けすぎに注意しながら取り付けをしていきましょう。
パーツバッグAパート最後はモーターとリアターンバックルの組み立てです。
今回はG-force製 BLC50TYPE-D COMBO(17.5T)を使用します。
モーターの取り付けも特に難しいところはありません。
説明書ではモータープレートにアンチウェアグリスを塗るように指定されていますので、
忘れないようにしましょう。
バックラッシュの調整もここでおこなっておきます。
最後にターンバックルの制作ですが、もうらじつうでは定番となっております、
すだぴょんRC製の電動ドライバー対応ターンバックルレンチを使用します。
一度使うと手放せないツールです。RD2にて販売中です!
2本長さを合わせます。
すだぴょんRC – 電ドラ対応アジャスターレンチ:タイプB
1,760円(税込)
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完成したターンバックルをシャーシに取り付けしてここまでのパートは完了となります。
今回はアスチュート2022(TD2シャーシ)のパーツバッグAパートの
組み立てレポートをお届けいたしました。
2WDバギーなので駆動部の組み立てが少ないので組み立て時間としては
やはり短く済みますね。
なお、特徴してはリアのギアボックスが特徴的な構造になっており、
メンテナンス時に最初は戸惑うかもしれませんので、
組み立て時から構造をしっかり理解しておくと今後スムーズに扱えるのでは?
と感じました。
それにしても取扱説明書がとても丁寧なことに改めて気づきました。
タミヤの開発の方から取扱説明書についても伺っておりますので、
以後の記事でお伝えできたらと考えております。
次回はパーツバックBの組み立てとなります。お楽しみに!
(レポート:らじつう編集部 Shoko Satomi)