2022年3月に発売された「タミヤ 1/10RC アスチュート 2022 (TD2シャーシ)」。
タミヤオフロードバギーのミドルクラス2WDモデルとしては、
久しぶりとなる完全新設計の「TD2シャーシ」を採用し、
名車「アスチュート」の名を冠して登場したことで注目を集めましたが、
改めてそのキットの組み立てから走行レビュー、
その後のアップグレードまで、らじつう初のロングレポートをお届けいたします。
タミヤが自信をもって送り出してきたミドルクラスオフロード2WDバギーは、
どんな構造でどんな性能を秘めているのか?
改めてお伝えできればと考えおります。
※本レポートで使用したキットは、オフィシャルオンラインショップ「WarehouseSTORE RD2」で
販売しているものと同一のものを使用しております。
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パーツバッグCを開封しました。
リアダンパー関連、ステアリングワイパー関連のパーツが収められています。
CVAダンパーの組み立てを行っていきます。
なお、ダンパーの組み立てについては色々とご意見がありますが、
あくまで説明書通りの組み立てを行ってまいります。
リアダンパーの部品を並べてみました。
説明書が丁寧に説明されておりますので、難しい箇所はありませんが、
ピストンリングにスペーサーを入れるよう指示がありますので、
これを忘れないように組み立てを進めましょう。
Oリングは2つ使用します。
左右2本組み上げました。
ダンパーオイルを注入します。
説明書に従ってエア抜きを行って、オイルシールをかぶせます。
ここでは赤いオイルシールを使用します。
最後にシリンダーキャップをしっかり締めます。
最後にスプリングと調整スペーサー、ダンパーエンドを取り付けて、
リアダンパーは完成です。
リアダンパーを取り付けていきます。
先にリアアップライトに指定パーツを取り付けます。
完成したリアダンパーを指定場所に取り付けます。
これでリアダンパーの取り付けセクションは完了です。
続いて、フロントサスマウントを取り付けます。
2か所ステアリングポストを取り付けるのですが、
樹脂側が六角になってる為、ステアリングポストがしっかりはまるように
形を合わせてからビス止めしましょう。
ここでシャーシに細かなパーツを取り付けるよう指示されています。
忘れないように取り付けましょう。
最後にシャーシに取り付けてこのセクションも完了です。
続いてステアリングワイパーを組み立てます。
樹脂の精度もとても高く、ベアリングの取り付けなども
説明書の指定通りにスムーズに取り付けができます。
途中、ダストカバーの取り付けが指示されていますので、忘れないように取り付けましょう。
なお、ここでも樹脂パーツで構成されていますので、くれぐれも締め過ぎには注意しましょう。
続いて、ステアリングワイパーを取り付けていきます。
ここでもタイロッドを2本作製します。
2本ともに説明書の指定の長さで作成しました。
今回も電動ドライバー対応のアジャスターレンチのおかげでスムーズな作業が行えました。
あるとないとでは雲泥の差ですので、強くオススメしたいツールです!
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タイロッドが完成したらステアリングワイパーに取り付けて、
シャーシにセットします。
続いて、ミドルデッキの組み立てと取り付けです。
このパートも残りわずかとなってきました。
ここでも樹脂への締め込み過ぎに注意することと、
取り付け箇所の穴にしっかり形を合わせてはめ込むことを気を付ければ、
特に難しいところはありません。
完成したらシャーシに取り付けます。
パーツバッグCのパートも最後のセクションです。
ロッカーアームの組み立てと取り付けです。
このパーツも大変精度がよいので、説明書どおりに部品を取り付けます。
ピロボールを2種類使用するので取り付け箇所に注意しましょう。
完成したロッカーアームを取り付けます。
説明書でも非常に丁寧に取り付け方向などを解説されていますので、
よく確認した取り付けを進めましょう。
ここまでがパーツバッグCのパートになります。
特に難しい箇所もないパートでしたが、細かな注意点が多い箇所ですので、
組みあがったあと各工程を再確認することをオススメいたします。
今回はアスチュート2022(TD2シャーシ)のパーツバッグCパートの
組み立てレポートをお届けいたしました。
リアダンパーの組み立てが一番大きな作業となるパートでしたが、
TD2の特長ともいえる、フロントインボードサスペンションの組み立ても一部行ってまいりました。
基本的に難しい箇所はなく、作業としてはあっという間に終わるパートです。
それにしても樹脂パーツの精度高さはさすがタミヤというべきクオリティーですし、
説明書も間違えやすい箇所は細かく説明を足されていて
ユーザーフレンドリーであることが感じられます。
なお、この説明書に関しては、タミヤの開発の方に伺ったところ、
過去は「たぶんこのぐらいはわかるだろう」という前提で説明書を作っていたそうですが、
サポート窓口への問い合わせを確認してみたところ、
「あえて書かないと間違いが起こる」ということを痛感されたとのこと。
それから説明書についてはとにかく細かく、
わかりやすく作ることを心掛けておられるとのことでした。
こういうところにもタミヤ製品のクオリティーの高さを感じられます。
次回はパーツバックDの組み立てとなります。
いよいよ組み立ても終盤です!ぜひお楽しみに!
(レポート:らじつう編集部 Shoko Satomi)